VTuber「にじさんじ」の運営会社ANYCOLOR(5032)を100株買いました。
決算の数字をみると今までの急成長に陰りが出始めた感があり、株式市場ではVTuberの将来性について暗い見通しが折り込まれ、株価が低迷しています。
ぱぱかぶはVTuberの配信をほとんど見たことがないのですが(一度見たらはまりそうなので見ないようにしています)、VTuberひいてはバーチャルアイドルは日本が誇るカルチャーだと考えています。
数年前に元祖お色気系VTuber「ミライアカリ」をたまたまYouTubeで見たとき、ぱぱかぶには衝撃が走りました。
「こんな革命的なコンテンツが生まれたのか!これは絶対に人気になる!」
日本ではリアルのアイドルやタレントよりもVTuberが圧倒的に人気になる時代がいずれ来る。そう確信しました。
VTuberの2大事務所のうちの1つ
ANYCOLORは同じくVTuber「ホロライブ」の運営会社カバーと双璧をなしています。
カバーが「兎田ぺこら」「宝鐘マリン」「星街すいせい」「Gawr Gura」「白上フブキ」などの圧倒的人気を誇る女性アイドルが牽引しているのに対し、ANYCOLORは「葛葉」「剣持刀也」「叶」などの人気男性タレントや、「壱百満天原サロメ」などの個性派タレントが数多く在籍しています。
ANYCOLORを買った理由
ANYCOLORを買った理由は以下の通りです。
先行者利益はしばらく続く
VTuber事務所は数多くあるものの上場しているのは2社のみ。
そしてこの2社がVTuber業界の双璧となっており2大事務所として、タレント在籍数・視聴者数・他企業とのタイアップ数で他社を圧倒するなど先行者利益を存分に享受しています。
今年5月にはNBAとコラボするなど、その営業力の強さが伺えます。
さらに、2大事務所の設備投資額はかなり大きいため、他社がこれから追いつこうとするにはかなり時間がかかるでしょう。
また、ソニーなどのエンタメ業界の超大企業が参入しても失敗するなどVTuber業界はノウハウが必要な業界なのです。
VTuberは参入障壁は低いものの、2大事務所には経済的な堀があります。
割安感が強く出遅れ感がある
株価は高値から68%も下落し、PER12倍は成長企業としてはかなり低くなっています。
これは成長が止まることが市場に予想され、株価に折り込まれているということです。
これは明らかにいきすぎています。市場は振り子であるため常にいきすぎます。
先日買ったカバーの株価が2週間で40%も上昇しているのに対し、ANYCOLORの株価は低迷したままで出遅れ感があることもポイントです。
将来の見通しはそんなに悪くない
ANYCOLORもカバーも利益率がずば抜けて高いですし、Vtuber事業はとにかく儲かります。
個人的にはVtuber事業の将来性は高いと信じています。
成長に陰りが見え始めていることが株価急落の理由ですが、現状の株価水準はさすがに下げすぎです。
少なくともあと5年は高成長が続くでしょう。
UUUM(3990)の将来を辿るのではないかという心配もあるかと思います。
しかし、UUUMとはセグメント構成が全く違います。同じYoutuberというだけで同じ事業内容の企業として比較するのはナンセンスです。知的財産権(IP)の有無で事業内容は全く違ったものになります。
Youtube配信に依存しないセグメント構成に変化しつつも高い売上高成長と高利益率を維持しているのは、事業内容が強い証明です。
ファン層が女性割合が高い
女性ファンが圧倒的に多いのもポイントが高いです。
女性ファンはとにかくお金を使ってくれます。
お金をより多く使うのは男性よりも女性だということは太古の昔から決められた不文律です。
ブランド品も化粧品もスタバも買うのはほとんど女性です。
自社株買いし過ぎて株がなくなるほど株主還元に積極的
潤沢なキャッシュフローを生かして積極的な自社株買いを実施していました。
しかし、今年9月には創業者の持ち分比率などを考慮すると自社株取得のみの還元では株式の流動性が乏しくなる可能性があると判断し、65円の配当を開始。現在配当利回りは3%ほどです。
まとめ
知的財産権(IP)は日本株に共通するキーワードで、なかでもアニメ系IPは日本の強みです。
VTuberが今後、日本アニメのように世界でも認められていけばその伸びしろはかなり大きいです。
成長への不安が過度に折り込まれているのであれば、今の株価には妙味があると考えています。
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