高配当株の信用買いは実用的か

あくまでもキャピタルゲイン狙いで高配当株を信用買い

以前の記事で書いたベライゾン・コミュニケーションズ【VZ】ブリティッシュ・アメリカン・タバコ【BTI】への投資は、配当目的ではなくキャピタルゲインを取りに行く投資です。

高配当は信用買いの高コストへの不安に対する安心材料になるのと、株価下落のクッションになるので買いやすいですね。

ブリティッシュ・アメリカン・タバコ【BTI】のように配当利回りが9.4%にもなると、米国株信用取引金利の4.5%を差し引いても、4.9%が配当金として得られる計算(税金は考慮しない)になります。

株価が長期的に低迷したとしても4.9%の配当を得続けることができるのです。

最近は株価が上昇するまで2-5年は待つつもりで買っています。

経験上、2年保有した銘柄のリターンが1番大きくなっているからです。

5年後までに株価が自分の考える本質的価値まで回復していれば、その投資は成功したといえます。

もし予測が外れ5年後の株価が回復せず、今と同じであったとしても、信用の投資効率を考えれば、年利4.9%もあればまずまずの投資ではないでしょうか。


高配当株を信用買いすることの強み

キャピタルゲイン狙いの投資で、もし株価が長期間上がらなくとも、高配当株であれば配当を得られます。

しかも信用取引で買っているので資金がロックされることによる機会損失もありません。

株価下落時に買うので高配当株の配当利回りも高くなっており信用金利負けしません。

たしかに理論上は配当金を出す株の方が有利ということはありません。

利益を株主に配当金を分配するのか、配当を出さずに自社の成長に投資し企業の本質的価値を上げようとするのかは、経営上の違いだからです。

利益を株主に配当金を出すよりも、利益を再投資して自社の成長を追求した方が、将来的な企業価値の上昇が見込める企業は配当金を出しません。

要するに、利益の配分の効率性をどう考えるかの違いなのですね。

しかし、配当株のメリットとして外せないのが心理的な影響です。

心理面では配当金は安心材料になります。

長期間株価が上がらなくとも焦らず、フンだ!私には配当があるからいいもんっ!と悠然とした態度でいられます。

配当を出さない保有株が長期間低迷しているのを見ているのは辛いものです。

高配当株は信用取引による精神不安面を補助する役割があるように思います。

信用取引が難しいのは、現物を売買する時よりも、恐怖や強欲といった心理面が売買に影響しやすくなることだと考えています。


本当に強い戦略なのか検証する

高配当株を株価下落時に信用買いするのって結構強いムーブな気がするんですがどうなんでしょう。

今回私が取り組んでいる、「株価急落中のいくつかの高配当株に信用で分散投資する戦略」の勝率は結構高いのではないでしょうか。

何か私が見落としていることがあるのではと不安です。

少なくとも信用取引を全く使わないよりは資産効率も良くなります。

信用取引の金額を投資資金の2割までにすることや、複数銘柄に分散することにより追証のリスクも下げられます。

そして株価が十分に割安だと確信を持った時のみ信用買いするので、大幅な株価下落の確率も下げられるはずです。

信用金利を配当金で相殺しながら資産効率を上げつつ、吹き飛ぶ可能性は無い。

うーん、やはりダウンサイドよりもアップサイドの方が大きい気がします。

この「高配当株分散信用買い戦略」についてはもう少し考えていきたいです。

現在この戦略の有効性を検証するべく、2銘柄に各40万円、合計80万円の打診買いを行っているところです。

私は自分で試してみないと理解できない堅物なのです。(こういう人間が歴史を学ばずに吹き飛んでいったのでしょう…笑)

信用は投資資金の一定の割合に留めるという自分の投資方針を守っていれば、致命傷にはならないでしょう。

それに数字的な推測だけでなく、どんな心理になるかも把握しておきたいのです。

この戦略を試してみて何か不都合や欠陥があるか検証してみたいと思います。

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