先日購入したカバーが大幅上方修正を出しました!
中間決算の売上高+14.4%、営業利益+32%という驚愕の数字でした。
適時開示が業績予想の修正及び特別損失の計上というタイトルでしたので、下方修正かと一瞬ドキッとしました。
9月20日に販売を開始したトレーディングカードゲーム『hololive OFFICIAL CARD GAME』などマーチャンダイジングサービスの新規商品や、ライセンス/タイアップサービスにおける案件獲得の進捗が予測を超えて好調だったことから、売上高・利益ともに予想の上方修正を実施したようです。
さらに、これらの好調であったサービスセグメントは他のサービスと比べ相対的に利益率が高いサービス分野であることから、売上の好調に伴い、各利益水準も合わせて高まる状況となりました。
Vtuberの将来性が再評価されるきっかけとなり得る
Vtuber事業の利益成長に陰りが見え始めたことから、UUUM(3990)の将来を辿るのではないかという心配もあり、株価は大幅下落していました。
成長への不安が過度に折り込まれている十分に市場に織り込まれている状態でした。
今回の上方修正は、市場がVtuber事業の将来性に悲観的な中で出たため、悪い流れを変えるきっかけになるのではないでしょうか。
カードゲームという金の生る木が事業の新機軸に
特に『hololive OFFICIAL CARD GAME』、略してホロカと呼ばれるトレーディングカードゲームが爆発的にヒットしており、今後、長期的に売り上げと利益を支える機軸になると考えます。
トレカは原価率が低く、一昔前から遊戯王カードに対してお金を刷っているものだとよく言われているくらいです。
今後、ホロカでも、遊戯王カードやポケモンカードのように100万円を超えるプロモカードが誕生するかもしれません。
ぱぱかぶはホロカをプレーしたことはないのですが、ゲーム性はどうなのでしょうか?大会などが盛り上がっていけば世界的にVtuberを広める武器になるのではないでしょうか。
また、今後の展開として、遊戯王カードのスマホアプリのように、ホロカのスマホアプリが出れば、さらに一般に浸透しやすくなりますね。
配信からだけではなく、カードゲームからVtuberに興味を持つ人が増えるかもしれません。
星街すいせいが「自身をVtuberと名乗ることに違和感を覚えた」と言うように、もはやtuberの域を脱し、「バーチャルアイドル」として一般に認知され、さらに多岐にわたる活躍を見せてくれるでしょう。
第2四半期営業利益は過去最高に
四半期売上高は第2四半期としては過去最高に、四半期営業利益は過去最高になりました。
トレーディングカードや、ライセンス/タイアップサービスは他のサービス(原価率の高いグッズや販管費が嵩むライブイベントなど)と比べ相対的に利益率が高い分野であることから、売上の伸び以上に利益が伸びるため、利益率が上昇したようです。
これは一過性のものではなく、今後も継続するものであるため、EPSの伸びが従来の市場予想よりも大きくなりそうです。
まとめ
今回の業績予想の上方修正は一過性のものではなく、事業構造を大きく変えるものになる可能性があります。
これまで市場ではVtuber事業の成長不安が十分に折り込まれていました。
今回の上方修正によって、新事業が利益の核を担う蓋然性が高まり、EPSの伸びが期待できるようになったため、将来の見通しが明るくなりました。
Vtuber事業の成長性が市場から再評価されれば、今後の株価の見通しも明るくなるかもしれません。