貯金するくらいなら積立投資をすべきは正しい
月給制の労働者とインデックスファンド積立投資はシナジーがあります。
毎月入る給料をタイムラグなしで効率よく投資に回すことができるからです。
米国株などの長期的に右肩上がりの指数を20年以上持てば損をしないことは歴史が証明しています。
歴史はあくまで過去のもので将来もそうなるとは限りませんが、株式投資の長期潮流に関しては過去を参考にして仮定する他ないでしょう。
儲からない可能性に賭けるより、儲かる可能性に賭ける方が賢明です。
収入のある若者は株式100%のポートフォリオにすべきです。むしろ120%くらい株式でもいい。そこはレバレッジの金利と相談になりますが。
貯金するくらいならS&P500やオールカントリーなどのインデックスファンドをクレカで毎月積立した方がお金が増える確率が高くなるのは間違いのないところでしょう。
収入のある若者にとっては貯蓄の代替として積立投信は非常に優れています。
個別株投資から得られるものとは
しかし、株式投資に興味があり上達したい若者にとって、積立投信は必ずしも最適解ではありません。
SNSでは投資はインデックスファンド一本でいいという主張をよく目にしますが本当にそうでしょうか。
積立投信だけでは知識と経験が身につかないので、優れた株式投資家になることは難しいでしょう。
やはり「自分なりに個別株を分析し、自分の頭を使って意思決定する。そして真剣になれるくらいの金額を賭ける。」
これが株式投資家として成長する上では絶対的に必要なのでしょう。
たとえ失敗したとしてもその取引を反省し、次に生かして改善することができる。
検討→試行→反省→改善→検討→試行……
一つの個別株売買から得られる実践的な経験はとても大きいのです。
注意力を持って慎重に取り組んだ投資は、たとえ損失を出したとしても、それが致命的なものにならないければ自分にとってはプラスになります。
むしろ利益が出た取引からよりも、失敗した取引から学べることの方がずっと多い。
それに若いうちの資金力だとたとえ失敗したとしても致命的なものにはなりにくいでしょう。
株式投資に興味のある若者が個別株投資を経験せずに歳をとった時に、あの時にやっぱり挑戦しておけばよかったと後悔するのではないでしょうか。
インデックスファンドを大衆に宣伝するのは合理的
SNSでよく言われる投資はインデックスファンドだけでいいという主張を鵜呑みにする人はインデックスファンドのみに投資すべきなのでしょう。
SNSにおいて全体に勧めるのであれば、個別株を勧めるよりもインデックスファンドを勧めた方が利益を享受できる人は増えます。
経済的な成長の利益のみを得られるのがインデックスファンドの長期投資の特徴だからです。
インデックスファンドをアウトパフォームするにはマーケットタイミングを読んで下落時に買い付けて投機的な利益部分を得るか、個別株の銘柄選択に成功するかになります。
いずれにしてもプラスサムゲームであるインデックスファンドとの比較だけで語れば、個別株投資はゼロサムゲームであるということです。
それゆえ株式投資は知的でエキサイティングなのです。
この楽しみは積立投信では得られないでしょう。
若いうちから長期にわたってリスクを取り続けることは資産面でも健康面でも有意義なのです。
今後もエキサイティングな株式市場で生き残り、資産を増やしていきたいと考えています。
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