今回の衆議院選挙では、出口調査の結果、自公過半数割れが濃厚となり、SNS上ではブラックマンデーの再来がなかば確定と言う雰囲気が金曜日の午後くらいからありました。
そのSNS上での雰囲気とはウラハラに、月曜日の日経平均は690円も上昇し、東証プライムの値上がり銘柄数は91%と力強い上昇を演じました。
寄り底で始まり、その後一気に上昇し終値までその水準維持しました。
自公過半数割れは織り込み済み
SNSや一般大衆が簡単に思いつくようなことは起きないのが相場です。
ただ、暴落が来るという雰囲気が醸成された中で大きなポジションを持つことに恐怖を感じるのが人間というもの。
金曜日に大きなポジションを作るのは狂気の沙汰であると感じられました。
わたくしもフルインベストメントを超えて400万円ほど日本株の信用買い建てをしているので、大きな不安を感じました。
SNS上では、”日本人でも過半数割れを予想できなかったのに、外国人が日本の過半数割れを織り込めるがわけない!月曜日は暴落確定!”と言う鼻息の荒いポストも目に入りました。
海外の投資家を少々甘く見過ぎでしたね。
一般大衆がすぐに思いつくことであれば、海外の投資家は何日も前に予測しています。一般大衆が予想できるようになった時点で、相場は織り込み済みなのです。
金曜日や月曜日の寄りで大きく買うのはギャンブルなのか
こういった、週明け暴落確定という雰囲気の中で大きく買うのは、投機的であるとは思います。
一つの予測が外れただけで大損するというのでは、あまりにも安全域が少ない。
懐の浅い投資になってしまいます。
ただ、今後指数以上に勝ちたいのであれば、このような機会を逃さずに少額買う。ということはした方が良かったかもしれません。
織り込み済みと見て吹き飛ぶような大きな金額を一度に賭ける→ギャンブル
織り込み済みと見て少額を賭ける→投資
このようにわたし自身の中では整理しました。
まとめ
先週日本株が弱いタイミングで、カバーとオリエンタルランドを買いました。
結果的に相場が軟調な時に買えたので、買った時期はよかったのですが、カバーに関しては下請法違反の悪材料が金曜日に出たため下落しました。
個別株投資は短期的には、相場タイミングと個別の企業材料が影響するため、予測するのは非常に難しい。
また、今回の衆議院選挙のように注目度の高いケースでは、それが織り込み済みなのかどうか深い考察が必要なのだと再認識。
自公過半数割れは織り込み済みだ!と叫んで日経先物を人生が変わるような高いレバレッジをかけて大量に買う。そんな相場師のような行為には憧れを感じてしまいます。
そんな投機の誘惑を沈めるためにも少額での投機は必要ではないかしら?何事も抑圧しすぎてもよいことありません。
少額の投機をすることで、投機の誘惑を解消していきます。